この補正予算は、箕面市が大阪府道路公社から大口事業者として、５００万円分以上の定期券を一括購入し、必要とする市民に従前の定期券の半額で販売するものです。

　この事業は、箕面トンネルを生活道路として使っていらっしゃる人達が多い止々呂美・森町地区の発展のためにも実現させるべきですが、定期券購入者の範囲を当初の計画通り箕面市民と限定した場合、対象者のほとんどを占めるであろうと思える止々呂美・森町地区の世帯数や、自家用車を使っての通勤者の割合等を勘案すれば、同地域だけで５００万円分の需要が見込まれるのかも、慎重に検討すべきだと思います。

　私は、事業に課題があると思えば課題解決に向け知恵を出し、少しでも施策に反映させるべきだと思い、この議案が付託された総務常任委員会で、この事業に対する課題のあぶり出しと、課題解消に向け様々な質疑と提案を行いました。
当初の事業計画では、市在住者のみの販売形態が、委員会でのやり取りの結果、箕面市在職・在学者にも拡大することに変更されたことでより多くの需要が見込め、早く事業化する目処が立ちました。

　私は、この定期券が箕面トンネルを利用する豊能町や能勢町の人たちも買えるよう、箕面市が大阪府道路公社と再度交渉してほしいと思います。
この事業で通行料の値下げが利用者に喜ばれ、通行量が増えることで大阪府道路公社の収支が改善し、より多くの人がトンネルを使ってくれることで萱野中央の商業施設等が繁栄するというような、まさに『三方良し』となる事業展開になるよう強く要望し、賛成しました。