視察報告 / 箕面市立病院 / 平成28年度
2016 6月 8th, 04:59 pm
箕面市立病院は昭和56年に開業してから早や35年が経過しており、大阪府内を見ても最も古い公立病院になってしまいました。病院の耐用年数は39年間といわれています。そろそろ建て替えも検討する時期になっていますので、埼玉県小山市が市立病院を移設建設されたので視察を行ってきました。
小山市では、平成22年に小山市民病院建設準備室を設置され種々検討がなされてきました。その当時自治医大の医師として勤められていた島田医師を病院建設懇話会の外部委員として招聘され、新病院建設候補地の選定や施設の中身、経営形態をどうすべきかを検討されてきました。後に(平成24年)同氏は病院長に就任され、市立病院は生まれ変わるという意味を込め、「新小山市民病院」と名称を変更されたそうです。経営形態も地方独立行政法人に改め、独自の発想や手法を重んじ、地方独立行政法人の利点を最大限に活かそうと取り組まれてきました。
病院の本質はその入れ物ではなく中身である。内容が良ければ、医療を受ける側も提供する側も必ずそこに惹きつけられ、自ずと経営形態も改善するとの信念で病院運営をされています。